こちらの記事では、2019年に2級建築士の学科&製図試験に独学で合格した私の経験から「試験当日に用意しておく持ち物」を記載します。あくまで個人的な経験に基づくリストです。詳しくは以下をご覧ください。
今までの勉強で培った知識が試験で発揮できますように
前回の続き 問題集の持ち歩き方
前回書いた「分断して学科ごとに持ち運ぶ」というところを画像にて
そもそも「分断」する前提の本ではないので、この作業は自己責任です
2級建築士を目指す人なら、ある程度想像できると思いますが、各学科の境界ページで弾性限界を超えるまで広げ、カッターナイフでカットするだけです
少し破れたり切れたりしても、木工ボンドやテープで補修すればOK
要するに、A5サイズで薄くて軽くて持ち歩けることを最優先に
因みに、もともとのカバー(カラー印刷のジャケット)を裏返して100均のA5カバーに差し込めば、見た目真っ白の問題集の出来上がりです
この分断をするだけで、持ち運ぶ重さを1/5くらいに出来ますし、小さな鞄にも入ります
2級建築士 学科試験対策 テキストは不要?
学生時代に学んだことはほとんど忘却済みという前提でも、テキストは不要か?
実際、1級建築士の学科試験の時は、とある資格の学校に通ったこともあり、おかげで学科に合格できたので感謝
ところで、なぜテキストや要点まとめのような教材が不要か?
それは、学科試験は満点取らなくてもいいからです
そして、過去問ズバリや過去問の派生で出題される過去問の応用で合格圏内を狙える
極論、どうしても理解できない設問がジャンル(例えば計画の照明とか)に1つくらいあっても消去法で答えを導けたり、1-2点捨てる覚悟でも合格は十分可能です
実際には例年の各学科の足切り点+3点以上を目標に
なぜなら、学科の自己採点が例年の足切り点+1点くらいの場合、学科合格か不合格かがわからず、製図試験への集中力が削がれるからです
2級建築士 学科試験対策は 問題集の解説がポイント
さて、過去問をやれば「テキスト」や「要点のまとめ」は不要 という点について
参考までに昨年使用した問題集 2019年「2級建築士試験学科厳選問題集500+100(総合資格学院)」は、何が良かったかというと、問題、解説、問題、解説、と繰り返されている点
以前はこのタイプが苦手でした
ついつい答えを見てしまうというか、考えてひねり出す前に、すぐ回答解説を参照してしまうからです
そんな問題集をなぜおすすめするかというと、あっちこっちページをめくらなくてもよい事
とくに忙しい社会人で、ほんの5分の空き時間でも、付箋のページをあけて1問解ける
満員電車の中でわずか片手~両手ほどのスペースがあれば勉強ができる
そしてこの問題集でやったことはこんなこと
実は、これをすれば、問題集の解説部分がテキストのようになってくるのです
解説に記載されていない関連事項を書き込む(別ページの類似問題の解説で見つけた関連事項など)
解説をそのまま読んでも頭に入ってこないような事を絵・図・表で整理する
多分正解(or間違い)と思うけど。と思った微妙な問題は、解説に「?」をつける
それでもテキストが必要?
どうしても理解できないときは、テキストを頼りたくなるかもしれません
でも、今ならスマホで検索すれば、それなりのわかりやすい説明を調べて理解することが出来るのです
一番控えたいのは、「テキストを熟読して理解する」ことに時間をかけないこと
そういえば、ある資格学校で1級建築士学科試験に合格させていただいたとき、「テキスト○○~○○を熟読」という宿題があったが、それは時間がある人がやれば良いと思います
独学で過去問関連で合格点を目指す勉強では、テキストの熟読よりも、過去問の繰り返しに時間をかけたほうがいいと思います
ちなみにこの「2級建築士試験学科厳選問題集500+100(総合資格学院)」には、問題ごとにチェックボックスが3個ついています
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ここをいかに活用するかも重要
例えば、このように
〇 選択肢全部理解している
△ 正解したが一部不明な選択肢があった(この時、解説の該当選択肢に「?」を書いておくと後ですぐわかる)
× 不明な点が多く、不正解だ
このように書いておくと、復習するときに無駄なく効率よく復習できます
ようするに、時間的に他の受験生よりも不利ならば、「限られた時間でいかに合格するか」のための工夫が必要
次回は、1ページ目から順番に問題を解くべきか?について