広告 ブログ 建築士試験

2級建築士、学科試験⑤ 法令集の使い方、作り方

こちらの記事では、2019年に2級建築士の学科&製図試験に独学で合格した私の経験から「試験当日に用意しておく持ち物」を記載します。あくまで個人的な経験に基づくリストです。詳しくは以下をご覧ください。
今までの勉強で培った知識が試験で発揮できますように

法令集の使い方

持ち込み法令集のルール

試験持ち込み可の法令集には、決められたルールがあります
このルールに反すると没収
実際、学科試験が始まると試験官による法令集のチェックが行われ、法令集を没収されている現場を目撃することもあります
それが自分の法令集チェック前なら、「もしかして自分も・・・」などと不安になり問題に集中できないですよね
ルールギリギリの書き込みは、解釈の違いで当日もめたり没収されたりする可能性もあるので、絶対にOKな法令集を使う事

見出し、脚注等の簡単な書込み及び印刷以外に解説等がなく、かつ、条文の順序の入替等のないもの・・・書込みは・・・紛らわしいものとならない、又は、過剰なものとならないよう注意

この時期に、「おすすめの法令集は○○」なんて記事を見て、自分のと違う場合は気持ちが揺らぐかもしれないですが、とにかく使いこなした法令集を信じること
まずは「持ち込み可」の法令集であること

持ち込み法令集のコツ

コツというほどでもないが、1級建築士学科法規でほぼ満点を取れた経験から思うことを少しだけ
少しの工夫だが、当日ギリギリの状態で役に立つかもしれません

法令集のアンダーラインを使い分ける

これは、各法令集の付録で入手できる「アンダーラインの引き方」をそのまま取り入れればよいのですが、まずアンダーラインを写すときは、出来るだけ薄い色を使う
特に、ピンクやブルーはできるだけ薄い色を選ぶ
例えば、蛍光マーカーの薄い色を使うとよい

次に、問題集を解きながら、法令集を引くとき
この時、設問箇所が載っている法令集の部分に細いペンでアンダーラインを引く
この理由は、付録の「アンダーラインの引き方」で引いたものと、問題集の設問で引いたものを明確に区別すること

なぜかというと、付録の「アンダーラインの引き方」のマーカーは、全範囲をマークている
それに対し、本試験で問題を解くとき、以前解いたことのある問題は記憶に残っている。つまり、法令集の中で、自分が引いた問題集の設問のラインを探せば、見つかる可能性が高まる。無数のマーカーを無視して、細ペンのラインから探せばよいのです。
1問に何分掛かるか、その時間を縮めることが法規にとって重要だと思います

付け加えて、何回も問題に出てくる部分は、重ねて細ペンでラインする
これにより、出題頻度の高いところには無数の細ペンで一目瞭然になる

どうしても時間がかかる苦手な問題

法規の問題の中には、すぐにわかる「用語」のような問題と別で、「どうしても見つけるのに時間がかかる問題」「毎回探せない問題」が存在するかもしれません
これは自身の感覚ですが、告示のこんなところに載ってるのか、という問題で、「これが本試験で出てきても探せる自信が無い」と思ったら、目次にアンダーラインを引いておくといいと思います
目次は、自分にとって超難問で探せる気がしないものにだけラインを引くと決めておく
それだけで、時間をかけてぺらぺら探さなくても、目次からたどり着ける可能性があります
(もしくは消去法で「目次を見てわからなければ、この設問以外で正誤を判断する」と気持ちを切り替える)

勉強方法

法令集に限っては、極端な話、「2級建築士試験学科厳選問題集500+100」の法規125問を1回解くだけでもいいと思います
その時に法令集にアンダーラインを引いておけば、本試験で過去問は解けます
私の時は4月頃から「計画」「構造」「施工」の問題を2~3回繰り返しながら、法令集のアンダーラインを引いておき、少しずつ法規の問題に取り組みました
1日に、法規1時間、その他2時間以上、というペースで、休みの日は長時間集中する
で、直前は本試験と同じ時間で模試をやってみて、時間配分を考える
仮に計画を1/6の時間で終わらせれば、法規に5/6の時間を使うことが出来ますね
このような時間配分を意識して本試験に向けた直前の受験勉強をすれば当日に生かすことが出来ます

とにかく、法規の勉強法は、問題を理解するというよりは、問題の正誤を確かめるために法令集のどこに載っているかを探し出す勉強を意識しましょう。法令集を持ち込めるという意味で、他の学科とは違う解き方を意識してください。

愛用した法令集は

因みに愛用した法令集は、総合資格学院のもの
理由は、
・薄いので鞄に入れやすい
・探すときに見開きの情報量が多い
・インデックスを付けても下のほうは空いているのでページをめくりやすい
ということ
ただ、黄色でもオレンジでも青でも何でも、どこに載っているかを探せたら何でもよいと思います

個人的には黄色も好きです
インデックスシールが付属されているので

-ブログ, 建築士試験
-, , , , , , , , , , , ,