仕事でつかえる英語を独学中
店舗什器ディスプレイを海外で生産し輸入しているフリーランスのC.Hです。
英語がほぼ話せない、英単語をほとんど覚えていない、そんな40オーバーのブログです。
とにかく資格を取るというよりは、年に数回は英語で商談をすることがあるので、普通に話せるようになりたいという思いが強いです。
とりあえずは、何か目標をもって段階的に目に見える成長をしていく目的で英検を受験することに決めました。
独学で英検準2級の1次試験に向けて行った勉強法や教材を紹介していきます。
サラリーマン時代にいろいろと本やネットで学んだ勉強法やコツ(ハック)の効果を信じながら受験勉強を進めています。
英検準2級初挑戦
さて、英検準2級を受験するにあたって、準2級を選んだ背景ですが、「息子が3級を受ける」ということで3級の過去問を試しに解いてみたのがきっかけです。
英検3級の過去問のリーディング問題で、確か全問中で1問の間違いだったと思います。
まったく勉強していない状態でこれくらいとれるならもう一つ上を受験しようと、英検準2級に決めました。
それはちょうど新型コロナウィルスで不要不急の外出を控える直前のことでしたので、外出自粛で確保できる時間を利用して勉強を始めようと決意した次第です。
英検準2級の独学教材
英検準2級の独学受験を決意したら、次に必要なのは教材です。
10年前にTOEICを受験したとき(確か420点くらいだったような)は、ニンテンドーDSのTOEIC勉強ソフトを買って、会社通勤の行き帰りにピコピコ勉強していました。
今はいろいろなアプリがスマホでダウンロードできる時代ですから、英検準2級に便利なアプリがあると思いますが、まずは紙の本(本物というかリアルというか)で勉強することに決めました。
そこで、英語が得意な知人のおすすめを信じて旺文社に決めました。
実は緊急事態宣言の直前に書店に行って、英検準2級関連の本をいろいろと見てみたのですが、取り組む前にいろいろ見ても各書籍の違いや良し悪しがよくわからないんですよね。なので、結局はおすすめ情報を信じて購入しました。
購入してから知ったのですが、旺文社の英単語本「でる順パス単」は、スマホでアプリをダウンロードすれば音声を聞くことが出来ます。
私の場合は、まず「普段は本を見ながら視覚で英単語を覚える」そして徒歩(犬の散歩中)に「アプリで音声を聞きながら聴覚で復習する」という流れです。
英検準2級独学受験のスケジュールの全体感
まずは4月頭に受験を決意してから、6/28の英検準2級1次試験までの勉強の全体感を整理しました。
とにかく英単語が全く頭に入っていなかったので、英単語の暗記を最優先させました。
4月 | 5月 | 6月 | |
英単語 | まずは英単語の丸暗記に集中(でる度A&Bの暗記)&苦手単語の暗記カード作成 | 総復習、英単語の丸暗記を継続(でる度Cの暗記)、苦手単語の暗記カード作成 | 暗記カードで総復習 |
英熟語 | 後回し | 英熟語の丸暗記を継続(でる度Aの暗記)、すべての熟語の暗記カード作成 | 総復習、英熟語の丸暗記を継続(でる度Bの暗記)、すべての熟語の暗記カード作成 |
リーディング | 後回し | 後回し | 4週間前に過去問1回目(正答率91%) 2週間前に過去問2回目(正答率94%) 2日前に過去問3回目(正答率97%) |
ライティング | 後回し | 後回し | 過去問の回答で勉強 |
リスニング | 一応アプリの単語を時々聞いてリスニングの準備運動を実施 | 一応アプリの単語を時々聞いてリスニングの準備運動を実施 | 4週間前に過去問1回目(正答率56%) 2週間前に過去問2回目(正答率66%) 2日前に過去問3回目(正答率63%) |
英単語・英熟語の暗記
4月前半の「でる度A(373語)」は順調に少しずつ覚えることが出来ていましたが、4月後半の「でる度B」の暗記のころから、「覚えたはずの単語を忘れている」ことに気づきました。。
40歳オーバーの脳で英単語&英熟語1500語を覚えられるか不安になってきたのがこのころです。
でも不安になって勉強が捗らないと時間の無駄ですので、以下の作戦で英単語を進めました。
忘却曲線を意識して、新単語と復習を同時進行
もう年齢も年齢ですし、忘れる前提で覚える意識で勉強することが大切です。忘れたからってイライラしてたら進まないので忘れたころに復習するスケジュールを立てました。
①1500語を小さく分ける
まずは旺文社のでる準パス単を3ページずつ付箋します。3ページで53~54語程度です。そして付箋の数が英単語27+英熟語10=37。毎日3ページずつ覚えたら37日で完了するボリュームですが、仕事や適度な休息も考慮して、2か月60日でこの37パーツに分けた1500語を覚える計画にしました。
例えば、でる度Aの373語(動詞125+名詞143+形容詞・副詞・他105)を覚えようと思うと1日では困難です。しかし、「小さく分けた54語だけを何とかして1日で覚える」というのは意外とできるものです
②新しく覚えながら復習する
・まずは、毎日54語覚えながら、前日の単語を復習する。
・苦手な単語は暗記カードを作る。
・週末は復習に重点を置いて、総復習する。
・総復習で忘れてた単語は暗記カードを作る。
・時間が余った時は暗記カードで復習する。
・暗記カードで忘れてた単語は、赤ペンで印をつける。
・暗記カードの赤ペンマークが多い(超苦手)を直前に重点的に復習する
脳の記憶について調べた際に、忘却曲線というのを知りました。専門的な難しいことは分かりませんが、憶えた翌日、3日後、7日後、14日後、などで復習すると忘れにくいんだとか。それを意識すると、週末の総復習は1500語暗記に重要かなと思います。
③最後の最後は無理やり覚えるしかない
暗記するにあたって、個人的にものすごく苦手な英単語・英熟語がありました。
とにかく、「この単語をどんな状況でどういう風に使うかわからない」ので、つべこべ言わないで覚えるしかないですね。超苦手な単語熟語を単語カードにまとめて、もくもくと暗記を進めました。
英検準2級 独学過去問の勉強
さて6月に入り、1次試験まで残り1か月を切ったころ
個人的には新型コロナウィルスの影響は、覚悟していた最悪の状況の通りになってしまいました。
経済も日本だけではなく世界的に大変な状況ですね。
ですが、この状況でで何が得られるか?大打撃を受けながらどんな反撃が出来るか?今後をしっかり見据えて、引き続き英語の勉強を頑張っています。
ということで残り1か月、ここから先は過去問で本試験の感覚をつかむことと、自分の長所短所を把握することにしました。
使用した教材は、英単語と同じく、旺文社の「2020年度版 英検準2級 過去6回全問題集」です。
これも購入してから知ったのですが、QRコードでWEBサイトを利用すれば、マークシート的な回答が可能です。それに試験時間も計ってくれるし、リスニングも音声再生してくれます。その上なんと、正答率や各分野の分析結果を表示してくれます。
それがこちらです。
旺文社の「2020年度版 英検準2級 過去6回全問題集」
実際の過去問の結果が上の画像です。ipadProを使っているのですが、実際のマークシートのように画面で選択肢を選んでいくと、試験後に自動で答え合わせしてくれます。最近の勉強の本ってとても便利ですね。
4週間前に過去問1回目 2019年度第2回(正答率 リーティング:91%、リスニング:56%)
2週間前に過去問2回目 2019年度第1回(正答率 リーティング:94%、リスニング:66%)
2日前に過去問3回目 2018年度第3回(正答率 リーティング:97%、リスニング:63%)
さて、過去問で弱点を分析しようと思いましたが、見事にリーディング◎でリスニング×ですよね。
冷静に分析してみると、リーディングの正答率9割超えは、旺文社の「でる順パス単」で1500語暗記した効果
だと思います。2か月かけてやったことは無駄ではなかったという気持ちになりました。
逆にリスニング正答率6割。海外で英語で商談するためにはここをもっと引き上げないといけませんね。
試験まで残り1日(前日)でリスニングの特訓
早いもので、あっという間に独学英検準2級の受験まで残り1日。
実は6月の後半はほとんど英検の勉強に時間を使いませんでした。
6/10から、このサイトを立ち上げ、ブログを開始したからです。今までの仕事のスタイルでは今までのように仕事の獲得が厳しくなるのを見据えて、今まで後回しにしてきた、URL、サーバー、ホームページの作成、ブログの勉強、を始めたからです。そしてTwitterも始めました。(英検準2級の1次試験後にすればいいのに…と頭の中で唱えつつ)
ソーシャルディスタンスな環境でフリーランスが営業するためには、ホームページが必要ですよね。今更ながらですが、本業が継続できるように必死にPCでブログを始めています。
話がそれましたが、前述のとおり、リスニング正答率6割を克服するために、残り1日は集中しました。
具体的に行ったことは以下になります。
試験前日のリスニング特訓
旺文社の過去問「2020年度版 英検準2級 過去6回全問題集」では、スマホでリスニングの音声を聞くことが出来ます。
・(大好きな)犬の散歩をしながら、6月に実施した過去問の1回目のリスニングを聞きなおします。
選択肢の正答率は相変わらず6割くらいでしたが、正答率が8割くらいになるまで繰り返しました。
・次に、過去問2回目も、3回目も、正答率が8割くらいになるまで繰り返しました。この時点で、「全部聞き取れなくても、選択肢の消去法で1-2択に絞れる」ような気がしました。
・最後に過去問4回目のリスニングだけ挑戦。翌日の実際の試験を想定して、スピーカーで再生しました。これでうれしいことに85%くらいの正答率。前日の夜にいい形で終わることが出来ましたので、あとは本試験の相性次第ということで独学終了。
因みに、試験当日の持ち物については下記の記事の内容が英検でも役に立ちました。
今回受験した会場では
・とにかく廊下が大混雑で蒸し風呂状態
・試験中はエアコンの冷気が後頭部直撃で悪寒
・当然老若男女の受験生、大多数の学生たちにおっさんが混じる、何とも言えない孤独感
そんななかで平常心を保ち実力を発揮するために持ち物を参考にしてください。
英検準2級 1次試験本番については、次回記載いたします。